アイスバーグの変遷
今年で6年目を迎えるアイスバーグの記録。
2015年3月17日
自宅から車で1時間ほど走ったところにある、日本バラ園さんというバラのナーサリーで購入した挿し木苗。日本バラ園さんが信頼できるナーサリーだという情報を入手して、わざわざ買い付けに行ったのだった。
日本バラ園さんの入り口には大きなガチョウが2匹も放し飼いにされており、突然我々の前に登場してきて妻と二人で飛び上がるほど驚いたのを覚えている。
しかしそのガチョウさんの前を通らないと店の中には入れないので、妻とおそるおそる前を通過しようとしていると、タイミングをねらっていたように「グワッ!グワッ!」ととても大きな鳴き声を発し、我々を威嚇(?)。妻と大急ぎでその場を駆け抜けたのであった。
あのガチョウさんはまだお元気にしておられるのだろうか・・・。
挿し木苗に不安を感じつつ購入
さて肝心のアイスバーグの苗のお値段は980円。
初心者の私はホームセンターで販売されている大苗しか見たことが無かったもので、上の写真の苗を渡されて「えっ?こんな枝1本の苗で大丈夫なの?」と不安一杯になった。
私の不安そうな様子を察して下さったのか、オーナーさんは「この土の中から新しい芽が出てきますから、それを大切にして下さいね。」と助言して下さった。
もちろん私の心配は杞憂でありオーナーさんがおっしゃられた通り、春には土の中から見事なシュートが出現し、すくすくと成長してくれたのだった。
2016年4月
写真は苗の買付から1年後の2016年4月。1年で大きく成長してくれた。
苗と一緒に購入した「PPS」なる日本バラ園さんオリジナルの土もかなり良いものだったように思う。
ガチョウに怯えて帰ることなく日本バラ園さんで苗と土を購入して良かった。
2017年5月
アイスバーグは純白の花弁がとても素敵なバラ。私は花弁の開き始めが好き。
2018年5月
2019年5月
2017年は2ヶ月間休みが無いなど仕事があまりにも忙しすぎて、バラの手入れがほとんどできなかった。
私の手入れ不行き届きにより株を少し痛めてしまい、2018年・2019年はそのダメージを引きずってしまった感じがある。
2020年5月
今年(2020年)は庭のレイアウトを確定したことで、アイスバーグを鉢植えから地植えに変更した。
地植えの威力は抜群で、アイスバーグは元気いっぱいな葉を茂らせ、大ぶりで見事な一番花、小ぶりだが可愛らしく数の多い二番花を咲かせてくれた。
二番花が終わった後もアイスバーグは休むことなく次々に花を付ける。本当に素晴らしいバラだと思う。
これからも大切に育てていきたい。
DIYで敷きレンガ - 苔と雑草予防
庭の土がむき出しの部分に雑草と苔がはびこるため、DIYでレンガを敷いた記録。
夏になるとはびこる苔と雑草 - 2015年
夏になると土の部分に雑草や苔が生えてくる。
遠目には緑が広がっていてナチュラルな雰囲気と言えなくもないが、所詮は苔と雑草。決して見た目はよろしくない。
特に嫌いなのはゼニゴケ。剥がしても剥がしても増殖していく本当に厄介なヤツだ。
マイホームを購入してから4年目の2017年、土エリアの改善を決断した。
土エリアへのレンガ敷き - 2017年
2017年5月。土エリアへDIYでレンガを敷くことにした。
土のエリアは広範囲に及ぶため大量のレンガを使用することになる。使用するレンガを慎重に検討した。
まずは20個ほどのレンガをお試しで購入して庭に仮置き。色合いや置き方を試行錯誤した。
お試しで購入したベージュ色のレンガは良く庭にマッチしていたので、これに決めた。近所のホームセンターで大量に販売されていたことも決め手となった。
大量に使用するレンガが途中で売り切れになってしまうと中途半端なことになってしまうため、在庫が潤沢であることも大切。
きちんと敷くのであれば、レンガが沈まないように下地に砂利を敷いて転圧して・・・と手間を掛ける必要があるのだろうが、所詮は素人のDIY。多少デコボコしてきてもそれは「味」として受け入れることにして、土の上にそのまま敷くことにした。
ただ、穴あきブロックを使ってあらかじめ土をしっかりと叩いて固めておいた。
木材でスペーサーを作り、レンガの間隔が一定になるように工夫をした。スペーサーは簡単な治具だが、これがあると作業効率が格段にアップするため重要なものだ。
また作業エリアにはタープを張って、日陰の中で作業を行った。
5月と言えども直射日光に当たりながらの作業は結構キツイ。タープのお陰で随分と快適に作業を進めることができた。
レンガを並べるだけなので、1日で作業は完了した。
Before
After
レンガは少量の土で固定した。またレンガの間にはピンク色の砂利を敷き詰めた。
本当は一面をレンガにしたかったのだが、レンガの数を節約するためにこのような方式となった。
雑草と苔に汚染されて薄暗いイメージだったエリアが、一気に明るい雰囲気となり、満足の出来栄えとなった。
2020年現在
2020年。設置から3年が経過したが目立ったデコボコは発生していない。少し色がくすんできているが、それがむしろナチュラルな雰囲気になっていて気に入っている。
砂利の部分に雑草が生えてくるのが若干の悩みの種ではあるが・・・。
グリーンカーテン用パーゴラをDIYで建立
2014年から毎年グリーンカーテンに挑戦し続けている。
これまでのグリーンカーテンの変遷とDIYで建立したパーゴラの記録。
2014年 - はじめてのグリーンカーテン
初挑戦のグリーンカーテンは市販の支柱を使い、壁に立てかけてみた。
プランタへ植え付けた植物は「あばしゴーヤ×2株、スズメウリ、フウセンカズラ×2株」の5株。あばしゴーヤは種から発芽させてみた。
初挑戦にしてリビングの掃き出し窓全体を覆うことができ、成功。
これに気を良くして、グリーンカーテン作りにハマっていくことになる。
2016年春 - 支柱の改革
2016年春。3年目のグリーンカーテン挑戦は支柱の立て方をひと工夫。
2015年までは支柱を壁に立てかけていたのだが、この年は支柱を垂直に立てることにした。
支柱を壁に立てかけていると、台風が来たときに支柱が壁を擦る。
家が傷むのではないかと心配になり、支柱を垂直に立てることにしたのだ。
2016年のグリーンカーテンは「あばしゴーヤ、白ゴーヤ、フウセンカズラ×2株」の4株。あばしゴーヤ・フウセンカズラは種から。白ゴーヤはホームセンターで苗を買ってきて植え付けした。
2016年秋 - パーゴラの建立
年々グリーンカーテン作りへのこだわりが強くなり、2016年秋にはパーゴラをDIYすることにした。
何の技術も知識も持っていないが、ネットなどで情報を調べながら試行錯誤してDIYで作った。
ホームセンターで材料を買い、全て自分で加工して作った。
ホームセンターで購入した木材は微妙に歪んでいるため、調整するのがなかなか大変だったが、思っていた通りの出来栄えとなり大変満足。
ただし木材の支柱をフェンスブロックに突き刺してモルタルで固定してしまっているため、ゆくゆくは根元が腐ることが想定されることは失敗点。いつかは作り直す時がくるだろう。
2017年 - 4年目のグリーカーテン
2017年からはゴーヤのみの植え付けに変更。またプランタをやめて、地植えに変更した。
前年末に建立したパーゴラを完全に覆うグリーンカーテンができ、大成功!
実もたくさん出来る
ゴーヤの実は毎年大量にできる。
ゴーヤチャンプルなどに料理して食べるのだが、とても家族だけで消費できる量ではない。
しかし意外とゴーヤが欲しいという方は多く、ゴーヤの貰い手には困らない。
ゴーヤを差し上げると大体の方が何かのお礼をくださるので、毎年大変申し訳なく、またありがたく感じている。
2020年春 - 今年も植えました。7年目
2020年6月。今年も植えました。
ちょうど1回目の摘心を終え、横に広がっている最中です。そろそろ2回目の摘心です。
さて今年はどんなグリーンカーテンになるでしょうか。楽しみです。
ピエールドゥロンサールの変遷
我が家のピエールドゥロンサールの変遷。
2015年3月、田舎のホームセンターで見つけたピエールドゥロンサール。売れ残りにより値下げに次ぐ値下げで700円という破格だった。以前から本やネットなどの情報から絶対に欲しいと考えていたバラの一つであったため、迷わずすぐに購入した。
2015年
2015年3月28日 大苗の買付
写真は2015年4月24日の様子
2015年5月16日 1年目の開花
1年目からしっかりと咲いた。
クリーム色とピンク色のコントラストとカップ咲きの花形が魅力的で、やはり買ってよかったと心から思った。
2015年9月27日
後藤みどり先生の本を見て勉強し、1年目は枝を真っすぐに伸ばした。
今見ると黒点病にやられている葉が痛々しいが、この当時は何も理解しておらず放置していたように思う。
2016年
2016年5月8日 2年目の開花
2年目の春。花数が増えた。葉も青々としていて元気。
2017年
2017年5月8日 3年目の開花
2018年
2018年5月13日 4年目の開花
2019年
2019年5月12日 5年目の開花
2020年
2020年1月。6年目にして鉢植えから地植えに植え替えた。
2020年5月17日 6年目の開花
肥料の関係なのかピンク色が少し薄くなってしまったが、葉の量が前年と比較にならぬほど多く、力強さを感じる。
過去一番の葉の量になっており、来年が期待できそう。もちろんこれから迎える夏・秋の手入れ次第ではあるが・・・。
はじめてのつるバラ - アメリカ
2014年1月2日。
6年前のこの日につるバラの植え付けをしていた。
写真のタイムスタンプを見たところ、この日付になっていた。
正月早々私は何をしているのだ。
はじめてのつるバラ「アメリカ」
私がはじめて買ったつるバラは「アメリカ」。
当時の私はバラについての知識は全く何も持っていなくて、近所のホームセンターに売ってあった苗から適当に選んだ。
数ある苗の中からアメリカを選んだ理由は、品種紹介のタグに「香りが強め」と書いてあったため。
「庭でバラの香りがしたらいいな~」というほんの軽い気持ちで選んだのだった。
まだ庭のレイアウトが決まっていないため地植えにはせず、しばらく鉢植えで育てることとした。
バラ鉢に植え替えたアメリカ。
病気との戦い
2014年の植え付けからこのつるバラを育ててきたが、アメリカはこの後うどんこ病・黒星病などの病気とひたすら戦っていくこととなる。
私の育て方が悪いのかアメリカは特にうどんこ病に弱く、少し暖かい時期になるとあっという間にほぼ全ての葉が真っ白になってしまう。
うどんこ病に侵された葉を一枚一枚丁寧に水で洗い流したり、消毒をしたりと試行錯誤を続けてきたがどれも一時的なものでしかなく、結局抜本的な解決方法は分からなかった。
毎年病気になって葉の数が極端に少ないため、花の数も少なく、正直な気持ちあまり愛着を持つことはできなかった。そのせいもあってこれまでの6年間でアメリカの写真はほとんど撮っていない。
このバラが病気の根源となって他のバラに病気を移してしまうため、何度か切って捨ててしまおうと考えたこともあった。でも何となく可哀想に思い、それはできなかった。
しかし今年(2020年)、ある出来事で事態は急展開を迎える。
2020年春の「アメリカ」
2020年1月。
6年越しで考えてきた庭のレイアウトがようやく決まったため、バラの定植を行った。
その結果アメリカが・・・
驚くほどの立派な葉と沢山の蕾を付けてくれた。
しかも今のところ毎年あれほど苦しめられたうどんこ病が発生していない。隅々まで見ても粉を吹いている様子がない。
他のバラでは既に一部でうどんこ病が発生しているので、あの病弱だったアメリカが発症していないのは私にとっては信じられない出来事だった。
アメリカは小さな鉢植えに収めておいてはいけないバラだったのかも知れない。名前が示唆する通り、アメリカには広い土地が必要なのか・・・。
2020年5月9日。
まだ一番花は咲いていないが、今年はかなり期待ができそうだ。
この6年間を振り返ると・・・
アメリカは病弱な上にトゲが鋭くて何度もケガをさせられており、私にとっては本当に手の掛かるバラであったが、これまでの6年間を振り返ってみれば病弱なアメリカのお陰でバラの消毒方法を勉強することができ、知識を身に付けることができたとも言える。
そして6年越しで見せてくれた、まさかの成長に今はただ驚き、開花を待ち遠しく感じている。
庭の水はけ改善 ~ 暗渠排水の設置
完成図
水たまりの出来る庭
2014年4月。
雨が降ると庭のあちこちに水たまりができてしまう。
色が濃い部分が水たまりの跡。
庭に水たまりがあるのは残念すぎる・・・ということで、水はけの解消に動いた。
勾配をつける。
まずは庭全体に緩やかな勾配をつけていく。
写真の奥に見える倉庫側から手前へ向けて傾斜を付けていく。
傾斜を付ける方法はただ一つ。
踏み固められた土の表面を掘り返し、傾斜が付くようにひたすら調整していく。
とてもとても地味な作業。
暗渠排水の設置
傾斜の最終地点である、庭の端に暗渠排水を設置する。
設置していた敷石やレンガを剥がし・・・
暗渠排水用の溝を掘る。
暗渠排水の終点は雨水桝。
雨水桝にはホールソーで穴を開ける。
そして先ほど掘った溝へナイロンシートと暗渠パイプを設置する。
暗渠パイプの設置完了。
暗渠パイプのうち半分は砂利をかぶせた上に不織布でカバーをし、土を戻す。
もう半分はレンガで土留めを施した後、砂利だけをかぶせる。
排水テストの様子
暗渠パイプの上流で水を流してテストしている様子。
雨水桝まで上手く流れている。
暗渠パイプの最上流部分には浸透桝もどきを設置。・・・と言っても、ただ深く穴を掘り、砂利を敷き詰めただけのもの。
以上で暗渠排水の設置は完了!
Before
After
これにより庭の排水性能は格段にアップ!水たまりは全くできなくなった。
しかし何故レンガを半分ずれて設置し、それを良しとしたのか。設置当時の私の思考回路が謎。現在は手直し済み。
ブログ投稿日:2020年5月20日