ブロック塀の塗装 ~ 後編
2014年元旦。
年末に妻と二人で地獄の「3日間集中モルタル塗り付け工事」をやり終え、我が家も新年を迎えていた。
初日で「手がちぎれるのではないか」と思うほどのつらい作業を年末に3日間も続けた結果、正月早々、経験したことが無いほどの痛みが全身を襲っていた・・・。
しかし我々の体は毎晩、サ○ンパスという特効薬を利用することによって随分と救われた。
一方で真冬にサ○ンパスを体に大量に貼ると、寒くて寒くて、眠れなくなることを知った。
また寝室の布団にはサ○ンパスの香りが移り、しばらくのあいだ布団からのスースーした香りが睡眠をさまたげることとなった・・・。
ノロを使った仕上げ(2014年1月3日)
2014年1月3日。
2日間休んだことで少し体力が回復してきたところで、ノロ(セメント+水+改良剤)を使った塗りの仕上げ作業に入った。
モルタル塗りが終わった時点では壁の表面が大きくデコボコしている状態で見た目が悪かったため、ノロを使って仕上げ塗りを行うことにしたのだ。
これは意外と簡単で、1日で壁全体を塗り終えることができた。
ノロはモルタルと違い「砂」が入っていないため重量が軽く、また粘着力が強いため壁に塗り付けることが比較的簡単なのだ。
ノロを塗り終えたところ。
最終的にはあえてある程度のデコボコを残すことにした。ツルツルの表面にしてしまうと、ナチュラルさが失われると考えたためだ。
以上で遂にセメントとの戦いが終了!
「もうしばらくセメントは触りたくない・・・。」と、妻と強く気持ちを共有した。
ペンキで塗装(2014年2月11日)
シーラーの塗装
地獄のモルタル塗りから1ヶ月が経過し、壁はすっかり乾いた。
ペンキの塗装に入る前にコンクリート用のシーラーを塗り付けた。下地の強化と塗料の密着性向上が期待できるとのこと。
モルタルの塗り付けとは打って変わって、ローラーを使った超絶簡単な作業。
ただただ楽しいだけの作業。
ペンキの塗装
いよいよペンキの塗装に入る。
ペンキの色はアイボリー。塗りやすさを重視して水性ペンキを採用した。
ペンキ塗装1回目を終えたところ。まだ下地の色が見えている。
ペンキ塗装2回目。下地の色は薄くなった。
ペンキ塗装3回目。
壁のデコボコも自然な感じで悪くないように思う。
アイボリーは少し白すぎる気もするが、何年か経過すれば汚れで程よい色加減になるであろうと想定してこの色を選択した。
これにてブロック塀の塗装作業は完了!
Before
After
本当に大変なお正月休みだったが、様々な経験を積むことができ、また出来栄えも満足のいくものであったため、結果としては成功と言えるのではないだろうか。
しかしとにかく「プロ」の凄さを身をもって体感した日々であった。
ブログ投稿日:2020年5月8日