DIYでお庭づくり ~ ナチュラルな小さなローズガーデン

小さな庭をDIYで少しずつ造っています。バラが好き。

ブロック塀の塗装 ~ 前編

2013年12月29日。

年の瀬が押し迫るこの日に、一大プロジェクトがスタートした。

この家に引っ越してきてからずっと気になっていた「無機質なブロック塀の塗装プロジェクト」である。

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年末年始休暇を利用してこのブロック塀を塗装することにしたのだが、ただペンキで塗装してしまうといかにも「ブロック塀にペンキを塗りました!」という感じになってしまうと思い、ブロックの質感を消したいと考えた。

ブロック塀の質感を消すため、採用した建材は「モルタル」。

この選択がこのあと苦痛と地獄の年末年始休暇を迎える原因となる・・・。

2013年時点の私はまだまだ向こう見ずな性格で、施工の簡単さよりもコストの安さを重視してモルタルを選択した。もし執筆時点の2020年現在の自分であれば「ジョリパット」など、多少お金が掛かったとしてもDIYで比較的簡単に施工できる建材を選択したことだろう。

ブロック塀の洗浄

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洗浄といっても、まだ1ヶ月ほど前に完成したばかりのブロック塀。まだとても綺麗な状態であったため、土に埋もれていた部分だけを掘り返し、水洗いした。

余談だがこの年末年始はとても寒かった。

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このように小雪の舞う中での作業となったことは苦痛原因のひとつ。

少し話が脱線するが、年が明けた2014年2月にはこの辺りの地域では大変珍しいまとまった積雪があった。あまり覚えていないが平年よりも寒い冬だったのだろうか・・・。

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・・・話を元に戻そう。

モルタル塗り1日目(12月29日)

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まずはモルタルを作らないといけない。これがまず苦痛のポイント。

砂・セメント・モルタル改良剤へ水を混ぜて練っていく。まず水以外の資材の分量を量り、良く混ぜたあとで水を少しずつ足しながらひたすら練っていく。

この練りの作業は地味なくせに、かなり大変な作業だ。

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そしてモルタルを壁に塗り付けていく。これが最大の苦痛ポイント。

まず壁にモルタルがなかなか貼り付かない。引力に負けてボタボタと下に落ちてしまう。そりゃそうだ。壁は垂直に立っているのだもの。

モルタルを壁に貼り付けるためには「コテ」の角度と滑らし方にコツがある。コツを掴むまでは何度もボタボタと下に落ちるモルタル。落ちては塗り直し、落ちては塗り直し・・・を繰り返す。モルタルは意外に重く、かなり手首に負担がかかる。

左官屋さんの技術力は凄いのだな・・・などと思いながら、ひたすらモルタルを練り⇒塗り⇒練り⇒塗りを繰り返す。

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1日掛けて塗り終えたのはたったの6列ほど。ブロック塀は全部で20数列ある。

ここでようやく気が付いたのだ。

「これは大変なことに手を出してしまった・・・。」と。

モルタル塗り2日目(12月30日)

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写真は2日目の作業を終えたところ。

2日目は作業に慣れてきたこともあり若干作業スピードがアップした。前日よりも2~3列は多く塗れたようだ。

しかしとにかく体が痛い。全身が痛い。前日に慣れない体勢でモルタルを塗り続けていたのだから当然だ。

最も痛いのは手首だ。モルタルを壁に押し付ける動作を繰り返すため手首に相当なダメージがある。手がちぎれそうな位に痛い。

モルタル塗り3日目(12月31日)

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当初は1日か2日ほどで終わると思っていた。見込みが甘い・・・とは正にこのことだ。

作業は3日目に突入。大晦日にこんな作業をしているのだ。ボロボロの体で。

ここまでくれば意地である。何としても2013年中にモルタル塗りを終わらせたい。・・・と。

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どうにか終わった・・・。

地獄の3日間。

写真のタイムスタンプは2013年12月31日の17時。2013年はモルタルとの戦いで終わっていった・・・。

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ブログ投稿日:2020年5月6日